Stanford University Networkの略, Stanfordの学生が始めたベンチャーが元なのだとか, 初めて知ったSun Summer Education Seminar 2004に参加してくる
最初の講演はSun Java Desktop SystemとStarSuiteについて
何の事は無いSunのオールインワンLinuxディストリビューションといった感じ
それでも最初からStarSuiteとかその辺が全部入っているのでLinuxで企業用の環境を構築するのであれば十分に有力な選択肢になるかと思われる, まぁ, 個人用としては, Fedoraと変わらないなとか思ってみたり, ゲームとかの兼ね合いを考えるとWindows環境が暫くは優勢かなという印象
ただ, UIをわざとWindowsやOfficeに似せたり, MS Gothic / MinchoとOfficeの一般的なファイルを読んだときにフォントピッチの違いから文書が崩れたりしないように完全に等価なフォントを乗っけたりと, 移行ユーザを相当意識しており, 『使ってもらえなきゃ始まらない』という考えには共感できるかも, そんななかでどうやってMSの2番煎じ感を払拭するかは見ものかもしれないなぁと思ってみたり
機能面とコスト面では十分に優位な感じがするので, あとはブランドイメージかな…という印象
2番目の講演はSunと教育機関の連携とかについて
研究用サーバとして使われている例に医科研のヒトゲノム解析計画のサーバがあげられていたりと, 微妙に親近感, 因みに昨日つついてみたらいつの間にか使えるようになっていたが, 微妙に怪しい感じがするところもあったりしたので本当に使えるかは微妙地下のcscは当然ながら挙げられていませんでした
Sunだからというよりは全体に目が届かない大規模なクラスタ(cscは128台)だからというのが強そうだが, 真相はどうなんだろ, 入れ替え直前なんか10%以上のマシンが落ちていたしなぁ…よく落ちるという特徴が他のところで発揮されていなければいいかなぁと余計なお世話なことを考えてみたり
教室システムとしていろんな場所のSun Rayが紹介されていたり, IS以外でも使っているところはあるのね(当たり前)
最後の講演にしてメインディッシュ(謎)だったのがProject Looking Glassという3Dデスクトップの開発者の川原さんによる誕生秘話
最初に配られた講演資料が英語だったので講演も英語なのかと微妙な心配を抱いたが, 中身は日本語
中身が3D Desktopというだけあって, 私たちよりも寧ろ五十嵐研の人に聞いてもらいたい内容だった気もするが, 個人的にはUIにも興味があったのでいいことにする
内容はLooking Glassについては20年前から延々と続いているWindow, Icon, Menu, Pointing deviceWIMPのデスクトップに対する問題提起, 既存の3D UIの失敗点から達した『2.5D』という結論に触れてデモという意外とあっさりした流れ, ここにも『3D Folderになったとたん2~3クリックで済んだ物があっちへマウスをやってこっちをクリックして…となって面倒になったという夏学期のUIの課題を思い出させるような痛い例が…既存のものより使いにくくならないかどうかを機能追加の評価点とする』というポリシーなど, 共感できるものがあったり
そして, それよりも時間を割いて話してくださったのは『Working in the U.S.』ということについて
シリコンバレーでの実際のプロジェクトの動き方とかそういった空気の部分を実際に向こうで働いている日本人に聞けたと言うのは恐らく初めての機会だったかなと思ってみたり, この辺はもう日記では説明しきれないので無理に説明しようとは思いませんが…
全体として個人的にSunに抱いていたImageが結構正の方向に動いたかなという印象, 特に上でスタイルシートが有効になっていないと色はつかないけど色をつけた部分は相当(良い意味で)強烈な印象を与えてくれました
予想以上の収穫だった一日, それにしても用賀は遠いよぉ…
最近天気が崩れる日がとてつもなく多い気がする
夜は厚くて布団を蹴り上げて, 朝になって意識が戻った瞬間に布団を探して右往左往する日々
なんだかんだ言って酷暑といわれた今年の夏ももう終わりなのかなと思わされる日々, 生存出来ないとか喚いていたわりには地下に居つくことによってちゃっかりと何事も無かったかのごとく生き残っている聖狐
また暫くすれば寒いと喚きながらのた打ち回る人が多数と快適だと言い張るこういう書き方をしていながら, 聖狐が想定している人は1人だったりするのですが少数のペンギンさんを観測する冬になるのかな…